この子の笑顔を大切にするために

わが子に軽度障害があることがわかってから。普通級か支援級か、うちの子“普通”じゃないの?悩みながらの子育て&親育ちの思いの記録。

悩めるママたち

今日は、発達に偏りがある子供達を支援・サポートするための勉強に行っていました。

その講座で近くの席に座ったママさんとの話の中で、実はうちは去年から支援級に行かせていて、と我が子の話をしたところ、その方も今まさに「あまり無理させずに支援級に・・・」という話を(おそらく小学校側から)されていて・・・。とのこと。

 

その表情があまりにも辛そうで、ああ、一年前の私と同じかもしれない、何かお話しを聞いたり気持ちをまとめるお手伝いになれないかな、と思ったのですが。

でも3月あたまのこの時期にまだ結論が出ていないということは、支援級という選択をしたくない気持ちがお強いのだと思うし(私もそうでしたから)それを勧められる可能性が少しでもある人とはあまり話したくないかもしれないな、など色々考えているうちに講座の終了時間になり、その方も誰ともお茶したりする気は無い雰囲気でスッと帰っていってしまいました。

 

本当に私も普通級と支援級の選択で悩んでいた時期は、子供のことを話すだけで誰の前でも関係なく泣いてしまい(軽い鬱状態だったのだと思います)、誰とも話したくなかったです。両親とすら。支援級に繋がる全ての話題を拒否していたような時期もありました。どちらが本当に我が子にとって良いのかを、冷静に比べるような心の余裕なんて無かったのだなと今ではわかります。

そして日本の学校(普通級)は問題提起をするだけで、なかなか寄り添ってはくれません。個を尊重する文化の進んだ海外の小学校では、発達障がいの子供達も普通級にいながらちゃんと個別の合理的配慮がなされており、あからさまな区別という悲しい思いをさせられることなく学校で勉強していることを知りました。しかしそういう支援体制がまだ今の日本ではあまりにも遅れているから。だからママ達は、支援級という未知の世界に“追い出される”と感じ、精神的に追い詰められるのです。その時の私自身を振り返ってみても、ただ、うちの子を「普通」のカテゴリから追い出さないで!と叫んでいただけで、頭の中は思考停止していた気がします。

 

子供の発達に偏りがあったり、学校で苦労しているママたちには、とにかく学びの場を見つけて我が子の環境をより良くするにはどうしたらよいかを考え、そこで本当に理解・共感してくれて安心して話せる人を見つけてもらえるといいなと思います。

孤立しないで、我が子をあたたかく見守れる余裕をママたち自身が失ってしまわないように。同じ思いで我が子のために勉強している人達が、探せば意外にたくさんいますよ。