この子の笑顔を大切にするために

わが子に軽度障害があることがわかってから。普通級か支援級か、うちの子“普通”じゃないの?悩みながらの子育て&親育ちの思いの記録。

ゲームデビュー

昨年11月頃、11才間近になってはじめてゲームを買い与えました。ゲームデビューです。
これは本人が全く興味を示さなかった、というのが大きく。主人はゲーマーといっていい過去があり今でも自室に多種のゲーム機やソフトを所持していますし、私も一緒にオンラインゲームをしていた時期もあり、決して我が家がゲームを否定していたわけではありません。

お友達がニンテンドースイッチなどのゲーム機を持って来ることも増え、ゲームの話が始まると蚊帳の外になってしまうので、そろそろ自分で時間管理できる年だし買ってもいいよ?と勧めても、僕は要らない、と言うばかり。

むしろ、冬に室内で身体を使ったゲームができそうだと、私が率先して中古のwiiを購入したのでした。wiiをあえて選んだのはテレビ画面でしかできないから。親の目が届くし、遊びに来たみんなでできるのもいいなと。(もうすぐwiiは修理対応期間も終わってしまうようで残念です)

そして、最初は不器用で細かいリモコン操作がうまくいかず、フィットネスソフトでひたすら一時間以上自転車こぎばかりしていた息子が、マリオカートにはまったのでした。
いつもながらはまった時の成長(?)は凄まじく。半月ほどであっという間に上達してスイスイと難しいコースも一位でクリア、隠し要素のようなものやタイムアタックに次々チャレンジしていく姿にやや唖然としています(笑)

最近はお友達も、全く勝てないので誰もマリオカートは一緒にやってくれなくなってしまい、唯一越えられない壁としてパパが頑張っています(ゲーム雑誌の全国一位で名前が載ったほどのオタクだったらしく、今の仕事もコンピュータ関係)。おかげで今までパパに対して苦手意識があったのが一転、尊敬の対象に(笑)。対戦してほしくて帰りを待ちわびるまでになりました。

たかがゲームなのですが、自分もできる、人より得意、という心からの自信が生まれてきたようです。やや鼻にかける言動が出てきたので、それは違う、本当に凄い人は鼻にかけないし人を馬鹿にしない、といった話もできるきっかけになりました。他者にあまり興味がない上になかなか自信が持てない子だったので、今までそうした話すらする機会がなかったのです。

発達障がいの子供とコンピュータは相性がいいとはいいますが、本当にゲームも使いようで面白い効果を生むものだと感じています。