この子の笑顔を大切にするために

わが子に軽度障害があることがわかってから。普通級か支援級か、うちの子“普通”じゃないの?悩みながらの子育て&親育ちの思いの記録。

中学1年生のトラブル その後

前の記事のその後。かなり大変な思いを親子ともにすることになったので、忘備録的に記したいと思います。


私が学校に説明し、学校側も理解してくれて謝罪があり(障害特性を理解してもらえればそれで良かったので、別に謝罪していただく必要もなかったのですが)、これで一安心かと思いきや、既に子供本人の心にはかなりのストレス負荷がかかっていたようです。
先生とのやり取り以外にも同じ支援級の上級生とのトラブルもあったようで、口が達者で思ったことをストレートに言ってしまう&ルール違反や間違ったことが見過ごせない我が子は、三年生から目をつけられ、休み時間一言も喋るなと言われたり色々揉めていたことも判明しました。

最初はひどい下痢と吐き気で、小児科でも胃腸炎の薬が出されたのですが、夜になるとお腹が痛いとトイレに駆け込み、ガスでお腹がパンパンに膨れてしまって胃が圧迫されて吐き気が治まらず、トイレに顔を突っ込んでゲーゲーえづくものの何も出ず。

これを夜中の0時頃まで何時間も繰り返し、そのうちやっと下痢とともにガスが抜けてお腹がへこみ疲れ果てて眠る、しかし朝になるとお腹の違和感で目覚め、朝ごはんを食べたらすぐ腹痛でトイレに駆け込み、登校時間ギリギリにやっと青い顔で出てきて、泣きそうになりながらも真面目な性格が災いして「休みたくない」と学校までの長い道のりを登校、という状態に。
学校へは無理やり行くのですが、寒い時期だったのもあって結局またお腹が痛くなり、授業中もほとんどトイレにこもって授業も受けられない。「早退は嫌だ」と先生の説得に応じず、学校からの連絡で迎えに行ったこともありました。

急激なお腹の膨らみと痛がる様子に、最初は腸閉塞?!と焦りましたが、ガスと下痢は出るので違う。しかしとにかく毎日毎晩その状態が続き、短時間しか眠れないし、常に胃がおかしいのでやわらかいものしか食べたくないと言い、病人食のようなものをほんの少ししか食べられなくなって、2週間ほどであっという間にガリガリに痩せてしまいました。

もうこの時点で“過敏性腸症候群”の文字が頭をよぎっていたのですが、とりあえず小児科でレントゲンやらウィルス検査をとことんやり、医師の見解も「まだ今の段階では診断には早いけどたぶん過敏性腸症候群」とのこと。
精神科的アプローチもあるけど、まずは身体的アプローチをしましょうとのことで、便秘改善薬(マグミットを処方されました)で強制的に便通を起こしてガスがたまらないようコントロールすることに。

これが功を奏し、既に学校でのトラブルは落ち着いていて、自分の身体の異常の方に本人の関心も移っていたので、腹痛と吐き気が治まって来るにつれ、精神的な安定も取り戻すことができました。


それでもすべてが落ち着くまで約2ヶ月間、親も振り回されこちらの体重も少し落ちたほど(笑)。急な腹痛が心配だと言うので朝は途中まで付き添って登校していたので、そのせいかもしれませんが。

とにかく怒涛のような2ヶ月間でしたが、学校関係でここまでトラブルを被ったのが初経験というのは、今までが本当に運が良かったのだろうとも思います。